株主優待は放置でおトク

本業で会社勤めをしている以上、副業にそれほど多くの時間を割くことは出来ません。

できれば何もせずに貯金だけ増えるのが理想ですが、芥川賞を受賞したとか国民的大ヒット曲の著作権を持っているとか人気のお芝居の上映権を持っているとか、あるいは都内の一等地にマンション一棟を保有しているとか広大な領地を持っている中世の貴族ならいざ知らず、会社のお局様程度の身分では不労所得など望めるはずもありません。

そんな庶民にお勧めなのが「株主優待」です。

株主優待というのは企業が株主に対して自社製品や割引券などをプレゼントしてくれる仕組みのことで、厳密に言えばお金ではないので副収入とは言えませんが、働かずに株をホールドしているだけで受け取れるので忙しい会社員にもぴったりです。

たとえば食品会社なら自社製品の詰め合わせセットだったり店頭での割引チケットだったり、アパレル会社では株主優待セールに招待してくれたり、航空会社ではマイレージが溜まったり割引チケットが手に入るなど様々なサービスがあるので、使いようによってはかなりお得になります。

また自分で使わない株主優待はチケットショップに持ち込んだりヤフオクなどで売って現金にする方法もあります。

株式投資で大儲けするのはハードルが高くても、株主優待でちょっとトクするのなら忙しい人にもお勧めです。

株主優待で楽しく節約暮らし

1円を節約することは1円を稼ぐことと等しいので、副業だけに気を取られず地道な節約も将来のために有効です。

そこで株主優待に再度注目しています。

株主優待なんて株式投資のほんのオマケに過ぎないと思っている方も多いと思いますが(と言うか自分もそうなのですが^^;)日常生活の大多数を現金を使わずに株主優待だけで生活している元プロ将棋棋士の桐谷さんを知って認識が変わりました。

桐谷さんは株式優待を非常に重視していて配当利回りと株主優待と両方が楽しめる銘柄を選んで買っています。

「まずはカメラのキタムラ。配当利回りが3.3%あり業績も順調。優待券は1000円ですがスタジオマリオの約9000円の撮影券が付いてきて、両方では20%近い優待利回りになります。次がシーボン。配当が3.8%あり、化粧品がもらえるだけでなくエステにも1回行ける。3つ目が雑貨のパスポート。配当が3%で525円の優待券が10枚来る。株価にも上昇余地があります。4つ目が昭文社。配当が3%以上あり、毎年3000円相当の地図が来る。私は都内を自転車で走り回る時に古い方の地図を破ってポケットに入れ、走りながら見てます。最後は鹿児島の学習塾の昴。配当が3.7%あり、8月の優待はリンゴ3kgです。5銘柄全部でも98万3500円で買えます。5年間持ち続けても高配当と優待が楽しめるものばかりです」

こんな株主優待三昧の桐谷さんですが、株式投資を始めたきっかけは婚約破棄だったそうです。

「自分は株の依存症で、これを治すには恋愛しかないので当分は株を引退できない」というのが桐谷さんの定番のオチらしいのですが、実は笑えない話のようです。